オンラインで指輪を買うときの失敗しないサイズ測定方法を徹底解説
インターネットの普及により、指輪（リング）もオンラインで購入するのが一般的になりました。店舗に足を運ぶ手間がなく、豊富なデザインから選べるのが魅力ですが、最大の懸念事項は「サイズ選び」でしょう。
オンライン購入では、「自宅での自己測定」が指輪選びの成功を握るカギとなります。この記事では、自宅でできる正確な指輪サイズの測り方から、測定の精度を高めるための注意点、そして購入前に必ず確認すべきサイズ交換のポリシーまで、失敗しないための全手順を徹底的に解説します。
オンライン購入で失敗しない！指輪サイズの測り方の基本
指輪のサイズは、JCS（ジャパンジュエリースタンダード）規格の「号数」で表され、指輪の内周（円周）の長さ（ミリメートル）によって決まります。正確なサイズを測るためには、いくつかの方法があります。
1. 最も正確な方法：リングゲージを使う
最も失敗が少なく、推奨される測定方法はリングゲージを使うことです。ジュエリーショップで使用されているものと同じ道具で、様々なサイズのリングがセットになっています。
- メリット：実際のリングと同じ感覚でサイズを試せるため、測定誤差が少ない。
- 方法：オンラインショップでレンタルするか、安価なものを購入します。指にフィットする号数を試し、関節を通過するのに少し抵抗があり、装着後に指を振っても抜けないサイズを選びます。
2. 応急処置の方法：紙や糸と定規を使う
リングゲージが手元にない場合の緊急的な測定法です。正確性はリングゲージに劣るため、あくまで目安として利用しましょう。
- 準備：伸びにくい細い紙、または細い糸と定規、ペンを用意します。
- 測定：指の一番太い部分（関節部分）に紙や糸を巻き付け、一周したところにペンで印をつけます。
- 長さの確認：印をつけたところまでの長さを定規で正確に測ります。
- 換算：測定した内周（ミリメートル）を指輪サイズ表（号数換算表）に当てはめて号数を確認します。
サイズ測定の精度を高めるための重要ポイント
指のサイズは、季節や時間帯、体調によって微妙に変化します。これらの要因を考慮し、最も正確なサイズを見つけ出すことが、オンライン購入の成功につながります。
確認ポイント1：季節や時間帯による誤差への対応
指はむくみによって一日の中でもサイズが変化します。
- 時間帯：むくみが少ない夕方から夜にかけて測定するのが最もおすすめです。朝起きてすぐや飲酒後はむくみやすいため避けましょう。
- 季節：夏は暑さで指が膨張し、冬は寒さで指が細くなります。夏に測る場合はきつめ、冬に測る場合は緩めのサイズが出る傾向があります。購入予定の時期に近い環境で測るか、季節の変動を見越して中間的なサイズを選ぶと安全です。
確認ポイント2：必ず複数回、日を分けて測定する
一度の測定で決め打ちせず、最低でも3日間、異なる時間帯に測定を行い、最も多かったサイズや、指輪が一番安定して感じたサイズを最終決定としましょう。
確認ポイント3：指輪のデザインと指輪の幅を考慮する
指輪の幅によって、適切なサイズは変わります。
- 幅広リング：指に触れる面積が広いため、通常のサイズよりも0.5号～1号程度、大きめを選ぶ必要があります。
- 細身リング：通常のサイズで問題ありません。
- デザイン：特に大きな宝石がついたものや、全周にデザインがあるものは、締め付け感が異なる場合があるため、店舗の推奨があればそれに従いましょう。
オンライン購入前に必ずチェックすべき最終確認事項
万全の測定をしても、わずかな誤差が出る可能性はゼロではありません。購入前にショップのポリシーを確認することで、万が一の事態に備えることができます。
1. サイズ交換・返品ポリシーの確認
オンラインショップが提供しているサイズ交換サービスや、返品・修理のポリシーを確認しましょう。
- 無料交換の有無：「初回サイズ交換無料」サービスを提供しているショップを選ぶと安心です。
- 交換期間と条件：交換が可能な期間（到着後7日以内など）や、交換にかかる送料・手数料、交換回数の上限を確認します。
- 刻印の有無：多くのショップでは、刻印を入れた後の商品はサイズ交換・返品の対象外となります。刻印を希望する場合でも、まずはサイズを確定させてから後日刻印を依頼できるか確認しましょう。
2. 指輪の「内側の形」を確認する
指輪の内側が丸く削られた「内甲丸（うちこうまる）」仕上げになっているかを確認します。内甲丸の指輪は、指へのあたりが優しく、着脱がスムーズなため、指がむくんだ際も快適に着用しやすい傾向があります。
これらの手順を踏まえれば、オンライン購入でも正確なサイズを選び、後悔のない指輪選びが実現するでしょう。事前にしっかりと準備を行い、理想のリングを手に入れてください。
