ダイヤモンドの婚約指輪の4つの形それぞれの特徴と、プラチナリングの魅力

・婚約指輪のデザイン
エンゲージリングには、大きく分けて4つの形があります。それぞれに特徴があるので、自分の好みを事前に調べてパートナーに伝えると良いでしょう。
(1)ソリティア
女性の永遠の憧れとも言える、婚約指輪の定番の形がソリティアです。指輪の真ん中で、一粒のダイヤモンドが光り輝くデザインで、シンプルで飽きが来ないという点が大きな魅力といえます。石座にもいろいろなデザインがあるので、個性を出したい人は石座にこだわると良いでしょう。

ソリティアタイプのリングを普段使いしたい場合は、石座を低くすると服などに引っかかりにくく、使いやすくなります。ダイヤを支える爪の数は6本爪のものが一般的ですが、4本爪や8本爪など爪の本数を変えることで指輪の印象を変えることができます。爪の数が少ないとダイヤが外れやすくなるということはないので、好みに合わせて選んでください。
(2)メレ
メレダイヤと呼ばれる小さなサイズのダイヤを、メインとなる大きなダイヤの脇に配置したエンゲージリングがメレです。メレダイヤの輝きがメインのダイヤを引き立たせるので、より手元の華やかさをアップさせることができます。ソリティアタイプだとシンプルすぎると感じる人におすすめで、ソリティアの次に人気が高いエンゲージリングの形です。メレダイヤを、メインとなるダイヤの脇にいくつ並べるかで大きく印象を変えることができるので、オーダーメイドのエンゲージリングを作りたい人におすすめです。

メレタイプを選ぶ時の注意点としては、石と石の間に汚れがたまりやすいことです。指輪を購入したお店で、定期的にクリーニングをお願いすると綺麗な状態を保つことができます。
(3)パヴェ
パヴェは、指輪全体にメレダイヤを敷き詰めたタイプのエンゲージリングです。センターにメインのダイヤを置かずに、小さなメレダイヤだけを使った指輪は普段使いしやすいので、華やかさと身につけやすさの両方を求めている人は、パヴェタイプを選ぶと良いでしょう。ソリティア、メレと比べると、360度どこから見てもダイヤモンドの輝きを味わうことができるのが特徴です。長年身につけるとメレダイヤが取れる可能性があるので、アフターフォローがきちんとしているお店で購入しましょう。汗や汚れがついてダイヤの輝きが鈍った時は、薄めた中性洗剤で優しく洗い流すと、汚れを落とすことができます。結婚指輪をシンプルなものにすると、重ね付けした時にパヴェタイプのエンゲージリングの魅力を引き立たせることができるのでおすすめです。
(4)エタニティ
リング全体に途切れることなくダイヤが並んでいるタイプの指輪を、エタニティリングと呼びます。永遠と意味する英語「エタニティ」と名付けられている指輪なので、婚約指輪にぴったりだと、名前の意味から選ぶ人もいます。指輪の半分にだけダイヤが並んでいる「ハーフエタニティリング」は、手のひら側はリングだけなので、着けやすい上に何か物を持った時にも邪魔になりません。試着してつけ心地を確認した上で購入しましょう。派手すぎないけども、地味にもならないという点で、最近エタニティリングの人気が高まっています。石の留め方も様々な種類があり、ダイヤの凸凹が目立たないデザインもあるので、自分好みのものが見つかりやすいことがエタニティタイプの特徴です。

プロポーズの時にもらうことが多いエンゲージリングは、婚約してから結婚式でマリッジリングの交換をする時まで着けるものとされていますが、結婚後に着け続けても問題はありません。大きめのダイヤモンドが付いたエンゲージリングで、職場などに着けていってもいいのかどうか悩んだ時は、上司に相談すると良いでしょう。服装やアクセサリーの着用が厳しくない会社の場合は、許可されるケースが多いです。パーティや結婚式など、華やかなところに出かける時にエンゲージリング着けると、TPOに合う上に手元が華やかになります。結婚後は、エンゲージリングを閉まったまま着けないという人も多いと言われていますが、婚約してた時の気持ちをいつまでも忘れずにいるためにも、記念日など大切なイベントの時に着けることをおすすめします。
・婚約指輪の素材でなぜプラチナが人気なのか
海外ではゴールドの指輪が人気ですが、日本の結婚指輪・婚約指輪のほとんどがプラチナを使用しています。なぜ日本でここまでプラチナリングが支持されているかというと、白く輝くプラチナが日本人の肌色に映えることと、希少価値の高さが理由と考えられています。もちろん、ゴールドが好きな人はゴールドの指輪を選びましょう。しかし、エタニティリングを普段使いする場合は、変色しにくいプラチナを選ぶことを勧めます。プラチナには純度があり、純度100%のものが良いかというとそうではありません。プラチナはとても柔らかい素材なので、イリジウムなどの他の金属を少し混ぜて、強度を高める必要があるのです。プラチナの純度が90%のPt900が、エンゲージリングに最適とされていますが、金属アレルギーがある女性の場合は純度99%のPt999を選ぶと良いでしょう。