金が世界中で愛され続けている理由と18金ゴールドとは?

18金ゴールドとは純金とどう違うのでしょうか?K18と刻印されているものと、18Kと刻印されているものがあるけど、何か違いはあるのでしょうか?金が世界中で資産として価値があると認められ続けているのはどうしてでしょうか?金について深く知ることで、18金ゴールドジュエリーの魅力を再確認していきましょう。

金の魅力と資産価値

金は金属の中でも採掘量が少なく、希少性が高いことはもちろんですが、その不変の美しさと金色の輝きで、太古より世界中の人々を虜にしてきました。また不動産や株券などと同様に、資産としての価値も認められています。株券や不動産の権利書などは書面に示されている資産ですので、所有株企業の倒産や、不動産の倒壊など、なんらかの事情で資産が消滅してしまうリスクというものが起こり得ます。しかし金が持つ最大の魅力とは金そのものに資産価値があり、流動性があるということです。金の価格には相場というものがありますが、経済状況や社会状況が大きく変化する中でも、安定した資産の1つとして持ち続けることができます。また、金の相場は世界的なマーケットで定められていますので、世界中どこにおいてもその時の相場とそう大差がなく換金できるというメリットがあります。いざというときのために、普段から身につけていられる資産というわけです。

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金の種類、18金ゴールドについて

金の種類には純金として扱われるK24、ジュエリーとして取り扱われているK18、K14、K10などがあります。それぞれの刻印にはどういった違いがあるのでしょうか?

K24とは混合物がほぼ含まれていない純金のことです。純金は非常に柔らかく、傷がつきやすいため、ジュエリーなどの加工には向いておらず、資産用の金貨やバーなどに加工されることがほとんどです。もしお手持ちのジュエリーや金製品でK24という刻印のものがあるのなら、傷がつかないよう取り扱いには注意しましょう

K18と刻印されている18金ゴールドは金の含有量が75%のものと定義されています。金自体が持つ耐久性や変色しにくいという特色に加え、銀、銅、亜鉛など金属を混ぜ込むことによって、強度を高め、ジュエリーなどに加工しやすくしたものが18金ゴールドというわけです。18金ゴールドは純度が高いため金属アレルギーを起こすことも少なく、資産としての価値も認められています。日本で製造された18金ゴールド製品には金18、K18などと刻印されています。18Kと刻印されているものは海外製造されたもので、純度の違う14K、10Kなどの表示も同様に海外製造された金製品となります。

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そしてK 14は金の含有率が58%、K 10は金の含有量が42%というように数字が小さくなるにつれて、金の含有量が減っていきます。金の含有量が減ると、アクセサリーとしての強度は上がりますが、変色を起こす可能性も出てきます。

イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドそれぞれの特徴と違い

18金ゴールドは75%を金、そして残りの25%は他の金属を混ぜて作られており、その配合する金属の分量によって金の色合いが変わってきます。イエローゴールドは明るい黄色味がかった金色が特徴の18金ゴールドで、変色や傷に強い特徴を持っています。日本人の肌に馴染む色合いということで一般的なジュエリーに多く使用されています。ピンクゴールドはイエローゴールドよりも混ぜられている銅の割合が高いため硬さがあり、柔らかな色合いが特徴となっています。しかし銅を多く含むことにより、他の金よりも変色しやすくなるためお手入れには注意が必要です。ホワイトゴールドは銀とパラジウムを混ぜて白銀色に加工して作られているものです。プラチナのような色合いを出すために表面をコーティング加工しているため、使用期間によってコーティングの剥がれが起こってくる可能性もあります。購入前にお手入れ方法や、アフターケアに対応があるのかを調べておくと安心でしょう。

18金ゴールドのお手入れ方法

18金ゴールドは比較的変色に強い金が75%含まれているとはいえ、全く変色が起こらないわけではありません。温泉やご家庭の入浴剤などに反応して変色を起こす可能性もあるので、18金ゴールドを着用したままの入浴はあまりおすすめできません。また大切に使用していても、細かい傷や汚れというのはどうしてもついてしまうものです。肌に触れる下着などは毎日洗濯すると思いますが、ジュエリーも直接肌に触れるものなので多少の汚れは付着すると考えてください。そんな日常生活で付着した汚れは、気がついた時に柔らかい布などで拭き取っておくことで良い状態を保つことができます。またゴールドチェーンなどの細かい細工があるジュエリーの汚れが気になる場合には、薄めた中性洗剤でつけ洗いし、汚れを浮き出してから綺麗に拭き取ると良いでしょう。宝石や真珠がついているようなジュエリーは洗剤が使用できないものも多いので、そういったジュエリーをクリーニングしたい場合には専門店にお問い合わせすることをおすすめします。