夫婦が結婚指輪をつける意味とは？

純白のウエディングドレスに身を包み、ステキな男性と指輪を交換して永遠の愛を誓う…。女性なら誰もが憧れるシチュエーションです。多くの女性たちが憧れる結婚指輪には、いったいどんな意味があるのでしょうか。

結婚指輪の由来は?

結婚指輪の歴史は古く、9世紀の古代ローマ、ローマ教皇ニコラウス1世が、指輪をはめることで夫婦の証とする「結婚の誓い」の象徴として認めたところに端を発します。当時の結婚指輪は鉄のリングでした。その後、西暦1027年に、ローマでの結婚式で「夫婦は指輪を交換し、花嫁は金の指輪、花婿は銀の指輪をした」という記録が残っています。日本での結婚指輪の歴史は100年にも満ちませんが、ヨーロッパでは、1000年近い歴史を持っているのです。

結婚指輪は何を象徴している?

結婚式で、新郎と新婦が招待客の前で指輪を交換するのは、夫婦として人生を歩んでいくという「誓い」の表れです。指輪が丸いリングなのは、途切れることなく愛が永遠に続くことを象徴しています。また、指輪を常に身につけることで、配偶者のことを常に忘れない、お互いに貞潔であるという約束でもあります。

結婚指輪を左手の薬指にはめることにも意味があります。古代ギリシャでは、左手の血管は太く、直接心臓につながっていると考えられていました。ですから、左手の薬指に指輪をはめることで、心臓つまりハートに直結する、結婚の誓いを心に刻む、より強固にするといった意味がありました。これは一種の伝説ですが、日本でも左手の薬指に結婚指輪をはめる人が大多数です。

結婚指輪に対する現代の考え

そもそも結婚の誓いに意味がないと考える人は多く、事実婚を選ぶカップルも少なくありません。ですが、依然として結婚の誓いは特別なもので、夫婦関係は永遠に続くと考える人もいます。そのように考える人にとって、結婚指輪は2人の愛の証であり、特別なものです。結婚すると、どんなに仲の良いカップルでも難しい問題を抱える時はあります。でも、結婚指輪を見る時、結婚した当時の気持ちを思い出し、相手の良いところを思い出したり、楽しかった思い出がよみがえったりするものです。

男女によって結婚指輪に対する思いが違う場合もあります。妻たちのなかには、浮気防止アイテムとして夫に結婚指輪をつけていてほしいと思う人もいます。たしかに、飲み会に行くときに結婚指輪を外していくような夫がいれば、浮気を勘繰って妻はカチンとくるでしょう。結婚指輪をしていることは「既婚者」であるという看板のようなものです。

結婚指輪は、仕事上信頼感が増すというアイテムでもあります。たしかに、年齢を重ねれば重ねるほど、結婚している方が信頼されやすいという傾向がみられます。特に、医師、弁護士、議員、銀行員、教師など堅い仕事や専門職に就いている人ほど、既婚者の方が信頼されるという傾向にあります。

どんな結婚指輪が人気なのか?

結婚指輪は日常、デイリーで身につけるものです。ですから、シンプルで飽きのこないデザインが人気です。シンプルなデザインなら、どんなファッションにも似合います。また、ゴツゴツした指輪よりも、細めで華奢なデザインの方が好まれます。細めで華奢なデザインなら、重ねづけできますし、手をほっそりと長く見せてくれます。また、最近の傾向としてはストレートな指輪よりも、若干、波打つようなウェーブのあるデザインの指輪が好まれています。柔らかな印象を与えることができますし、指の短い人にも似合います。

素材は、ゴールドよりもプラチナの方が人気が高いです。プラチナは控えめな色合いで上品ですから、モノトーンのファッションにも、コンサバスタイルにも、カジュアルなファッションにもよく合います。プラチナは、控えめな国民性をもつ日本人の特性によく合った金属なのです。

「エターナル マリッジリング プラチナPt950」は、ひそかなさざ波のような、繊細なウェーブデザインがシンプルで上品なデザインの指輪です。材質は希少性の高いハードプラチナなので、長く身に着けていても変色や劣化することがありません。しかも、ジュエリー大国と言われている、山梨県甲府の職人さんが手掛けた手仕事なので、高品質だという定評があります。女性の指をほっそりと見せ、男性の手の力強さを強調します。

LARA Christie エターナルマリッジリング Pt950

日本人はプラチナが好き!

好きなアクセサリーには、国民性が見えます。たとえば、お隣の中国では、金が圧倒的に好まれます。結婚式も日本とは違い、花嫁は派手な赤いドレスや赤いチャイナ服を着ます。最近は、欧米の影響で白のウエディングドレスを着る人が増えましたが、やはり、依然として赤いドレスの人気が高いです。赤いドレスにはゴールドの輝きの方が似合います。反対に、日本人は古来から、ワビサビを大切にする国民。質素なもの、シンプルなものの中に美しさを見出します。控えめに輝きながらも強さを併せ持つ、高価なプラチナこそ日本人によく似合う素材と言えます。