美しい自然と文化、美味しい食・酒が楽しめる新潟の旅
燕三条駅

東京から新幹線で約2時間、新潟県の燕三条駅にやってきました。燕市と三条市にまたがるように建設された駅ですが、当初、「燕」と「三条」のどちらの名前を駅名とするかで両市がもめたそうです。その結果、田中角栄の仲裁で、三条市側に駅長室を置く代わりに、駅名には燕を先頭とする「燕三条」が採用されたというエピソードが残っています。

駅の北側は燕市になります。

こちらは、下りフォームの階段を下りたところにある巨大ナイフとフォークのオブジェです。燕市はスプーンやフォークなどの金属洋食器の産地として有名で、国内シェアの90%以上を占めています。このオブジェも、燕市で生産される金属洋食器と同じステンレス製です。重さは、ナイフが98kg、フォークが78kgにもなります。ものづくりに力を入れる燕市のシンボルとして有名です。
法華宗総本山 本成寺

燕三条駅から在来線の弥彦線に乗り、さらに、東三条駅から信越本線に乗り換え、三条駅で下ります。三条駅から徒歩15分のところにあるのが、鎌倉時代に創建された法華宗の総本山、本成寺です。「日本のミケランジェロ」とも呼ばれる幕末の彫物師、石川雲蝶は、三条で晩年を過ごし、ここ本成寺にも多くの作品を残しています。
弥彦駅

こちらはJR弥彦駅です。かわいい駅舎は彌彦神社の寺社作りを模したもので、2013年にリニューアルされました。
彌彦神社

弥彦駅から歩いて15分のところにあるのが、パワースポットとして全国的にも有名な彌彦神社です。正確には「いやひこ神社」なのですが、地名と合わせて「やひこ神社」や「おやひこさま」と地元では親しまれています。

後ろにそびえるご神体の弥彦山自体が強力なパワースポットであり、境内にもその強力なエネルギーが満ち溢れているようです。仕事運にご利益があるとのことで、このようにいつも参拝客が絶えません。
弥彦公園

彌彦神社から弥彦駅の方に戻ってきました。駅のそばにあるのが広大な弥彦公園です。園内の「もみじ谷」は秋の紅葉の名所として有名で、写真にも見える観月橋の朱色との調和も美しく、秋には多くの観光客が訪れます。5月下旬から6月にかけては花菖蒲が池を彩り、秋だけでなく四季折々の花が楽しめるのが弥彦公園の魅力です。
ペアバングル セイントグラス

定番のモチーフであるアラベスク(蔦)をあしらったペアバングルです。ブラック×シルバーとホワイト×シルバーのペアで、ワンポイントのキュービックはスタイリッシュさと綺麗さの持ち合わせています。側面に「LARA Christie」のロゴがさりげなく刻印されているのもポイントです。
エタニティネックレス

ペンダントトップにリングをあしらった清々しい印象のネックレスです。リングの周囲にはアクセントとしてキュービックジルコニアが配置され、胸元で眩い輝きを放ちます。こだわりのある女性のための日常的に身に付けたい一品です。
新潟駅

弥彦駅から電車で北上して、約1時間半で新潟駅に到着します。
萬代橋

駅から北に進むと、日本一の信濃川にかかる萬代橋が見えてきます。美しいアーチを織りなす石造りの萬代橋は、新潟市のシンボルとして市民に親しまれている存在です。
新潟ラーメン

新潟は、実はラーメン激戦区としても知られています。濃厚スープにたっぷりの背脂、おまけに巨大なチャーシューまで加わって食べごたえ満点です。
新潟名物バスセンターのカレー

萬代橋のそばのバスターミナル「万代シテイバスセンタービル」内には、観光客に人気の立ち食いそば店「名物万代そば」があります。そばやうどんも名物ですが、ここでいちばんの人気はカレーライスです。

ルーから手作りしたカレーで、1973年の営業開始から同じレシピで提供され続けています。『アメトーーク!』や『秘密のケンミンSHOW』などのテレビ番組で取り上げらたことで全国的に有名になり、今ではこのカレーを求めてわざわざ新潟までやってくる人もいるほどです。どこか懐かしいような、昭和の風情が感じられる味です。
八海山ロープウェー

新潟市内から高速道路で2時間ほどかけて南魚沼市に到着しました。南魚沼市で有名なのが越後三山の一つ、八海山です。八海山の登山は上級者向けで、崖のような箇所もある険しい山道となっています。紅葉見物にはこちらの八海山ロープウェーを利用しましょう。

ロープウェーを使うと八海山の4合目までたった5分で行けますが、紅葉シーズンにはロープウェー待ちの長い行列ができます。長い時には2時間以上も待つそうです。

山頂駅の前には遥拝所へと続く鳥居があります。ちなみに、ここから浅草岳にある女人堂まで往復で2時間半程度です。女人堂までチャレンジするなら、しっかり計画を立ててちゃんと準備して臨みましょう。

険しい山道を息せき切って上りながら、ふと後ろを振り返ると、眼下に山並みが見えます。空気が澄んでいてとてもおいしいです。鳥居から遥拝所まで3分程度の道のりですが、山に慣れていない人だととてもきつく感じます。眼下の景色を眺めながら、一息つきましょう。
ランソーリング

フランス語で唐草模様のことを「ランソー」といいます。スターリングシルバーのリングに立体的なランソーを繊細に施したのがこちらのランソーリングです。リングの内側に刻印された「LARA Christie」のブランドロゴがさりげなくクールで、全体に施したブラックコーティングが指先をシックに装います。
八海山展望台

展望台に着きました。上信越の山々が眼下に広がります。晴れた日には日本海やその向こうの佐渡島まで見えるそうです。ここでしか見ることのできない美しい景色をたっぷり味わいましょう。

帰りもまたロープウェーです。ロープウェーの営業期間は4月から11月までで、冬場はスキーのゲレンデになります。かなり急なので上級者向けでしょう。
越後湯沢駅

越後湯沢駅に移動です。快速電車なら六日町駅から20分弱で到着します。
越後十日町小嶋屋の本格へぎそば

新潟といえば魚沼発祥のへぎそばが有名です。越後湯沢駅構内には本格的なへぎそばが楽しめる「越後十日町小嶋屋」があります。自家製のそば粉とつなぎのフノリだけを使った良質のへぎそばに舌鼓を打ちましょう。
新潟のお酒が楽しめるぽんしゅ館

越後湯沢駅構内には、新潟のお酒や名産品をそろえる「ぽんしゅ館」があります。お酒だけでなく、カフェや酒風呂の銭湯も併設した施設です。お酒の飲めない方でも楽しめます。

こちらは100種類近いお酒の試飲ができるコーナーです。自動販売機のようなマシンに、専用のメダルを入れてボタンを押すだけでお酒が注がれます。受付で500円払うとメダル5枚とお猪口を渡してくれるので、5杯分の利き酒にチャレンジしてみましょう。

店内にはお酒のつまみにぴったりの塩も多数取りそろえられています。日本酒の通は塩をなめながらお酒を楽しむそうですが、確かに塩の違いによってお酒の味わいにも変化が感じられるようです。

ぽんしゅ館の入り口では酔っ払いの人形が出迎えてくれます。飲み過ぎてこんなふうにならないようにという戒めでしょうか。新潟旅行の締めに日本酒はぴったりですが、飲み過ぎには注意して楽しんでください。

Ritsuko Stegmayer(リツコ ステッグマイヤー)
ララクリスティーのブランドディレクター兼トラベルプランナーとして活動。
主にLARA Christieのブランドギアを日本国内をはじめ世界各地のLARA Christie(ララ クリスティー)のある風景を撮影している。