古代エジプトから脈々と受け継がれる、地球のきらめく資源プラチナ

「プラチナは貴金属の王」は宝石界でも有名な宝石商の言葉です。プラチナは長い歴史の中で多くの人々を魅了してきました。最愛の人に日頃の思いを伝えるならプラチナチェーンのネックレスがオススメです。日を重ねても褪せることのないプラチナは、同じく永遠の輝きを誇るダイヤモンドとも相性がよく、日本人にも大変に人気があります。

#プラチナの歴史

プラチナの歴史は、加工され宝石の装飾として広まったのは人類史でも最近ですが、誕生はとても古いです。20億年前に、隕石の衝突によりプラチナを含む溶岩石が生まれたことが始まりとされています。大きな宇宙の中で、そのひとつの衝突がなければ、プラチナは私たちの手元に宝石としてくることはなかったわけです。

その後、古代エジプト文明にて作られたゲーテの箱が発掘され、紀元前にもプラチナが宝飾品として使われていたことがわかりました。ゲーテの箱は金と銀で作られていますが、そこに記された象嵌の部分がプラチナによるものだとわかり、現在世界最古のプラチナ宝飾品として世界的に有名な美術館に所蔵されています。

中世以降、資源が豊富だった南アメリカを支配者達が所有し、扱いの難しいプラチナは「小粒の銀」と蔑称され、その価値を認められませんでした。しかし、ヨーロッパに伝わったプラチナは、貴金属として認められ、その加工方法の研究が進められました。プラチナの加工はフランスで花が咲き、王朝でも長く愛されることとなります。

プラチナを宝飾品として確立させたのは、有名な宝石商がいます。

その当時の、その宝石商がプラチナの柔軟性のある特性を活かし、薄く引き延ばし精巧なジュエリーを作り、プラチナ加工の発展に大変な貢献をしました。どれだけ加工しても酸化せず白い輝きを保つプラチナは、ダイヤモンドを引き立てるのに最適でした。

その後もプラチナは様々な装飾デザインに利用され、映画スターなどが身につけるジュエリーにプラチナが使われるようになり、みんなの憧れの的となりました。日本には明治頃に外国からやってくることとなりました。日本でも融点が極めて高いプラチナの加工に挑戦し、加工技術が確立していきます。王室のティアラなど格式高い場面ではもちろん、婚約指輪や結婚指輪の定番として一般の人々にも愛されることとなったのです。

#希少なプラチナの輝き

プラチナは非常に貴重な貴金属です。プラチナは1tの原鉱石に対し、およそ3g程と、ほんのわずかしか採れません。加工にも技術を要し、1,768度の融点に達する冶金技術が必要となりました。そんな希少なプラチナはフランスの国王が「王にのみふさわしい貴金属」と言わしめた程です。レアメタルであるプラチナは南アフリカ共和国やロシア、ジンバブエに北米と、ほぼ4か所で採掘されていますが、世界規模で見ても日本はプラチナの消費大国です。希少なプラチナ・ジュエリーが日本でとても愛されているのは、不変的な性格や、何よりその汚れのない輝きがあるからでしょう。

#プラチナとホワイト・ゴールド

混同しやすいのが、ホワイト・ゴールドの存在です。プラチナは和名で白金と呼ばれます。白金を直訳するとホワイト・ゴールドとなるんですが、実際ホワイト・ゴールドとプラチナは全くの別物です。ホワイトゴールドも同じく白い金ではあるのですが、これは金に他のパラジウムや銀を混ぜ白く見せたものです。それでも完全には白くはならないため上からコーティングをする場合が多いです。そのため、年数が経つとその白さはくすんでしまいます。しかし、プラチナは物質本来の白であるため経年変化がありません。白は白のまま輝き続けます。純度もまったく違い、プラチナの方がずっしりと重い特徴があります。

#プラチナは宝石の輝きを邪魔しない

プラチナは様々な宝石と馴染みよく融合します。白さが目映く輝きますが品があり、他の装飾品を引き立ててくれます。さらに粘り強い性質を活かし、ペンダントトップの爪などがしっかりしているため、宝石が誤って外れたりすることもまずありません。変わらない石のきらめきをしっかりと閉じ込め、時間が経っても褪せることのないプラチナは、その希少性も合わせて、愛を伝えるのに相応しいでしょう。

#プラチナネックレスはプレゼントの定番

結婚前、結婚後、どちらの場合でも大切な人への節目のプレゼントはプラチナチェーンがマストです。上品で高級感あふれる輝きは、どんな場面でも気後れすることなく輝きを放ってくれます。一生を寄り添う人であれば、経年変化がなく不変の美しさを保ってくれるジュエリーなので、身に纏う度、変わらない愛を感じることができます。時が経っても使うことを考慮して、シンプルで年を取っても使えるデザインを念頭に置いて購入すると喜ばれます。永遠の輝きを放つプラチナネックレスを相手に贈ることで、言葉にならない気持ちや、変わらぬ愛情を伝えることができるでしょう。